ホーチミンを離れて自然を見たい!自然豊かな場所に行きたいとのお問い合わせを最近頂きました。ホーチミン周辺では、国に認められているカッティエン国立公園とカンザー国立公園をこちらのブログにて特集します!
カッティエン国立公園は、ホーチミン市から、車で約3時間半の道のりとなります。行き方は、ホーチミンからは、バスターミナルか車チャーターで行くことができます。ホーチミンから日帰りは難しいの宿泊での旅行となります。
カッティエン国立公園では、下記の2つのツアーとオススメのホテルを紹介します。
@夜のナイトサファリ
Aワニの湖 トレッキング
BCAT TIEN JUNGLE LODGE(カッティエン ジャングルロッジ)
カッティエン国立公園は、1992年には国立公園に指定され、ワニの湖 (湿地)がラムサール条約に登録されました。ラムサール条約とは、湿地の保護に関する国際条約で、湿地の生態系を守る役割をしています。他にも絶滅危惧種のいる地帯を守る役割を果たしています。
公園の入り口には、大きなアーチのゲートが出迎えてくれます。アーチを進むと、国立公園入るためのボートが用意されています。このボートを乗って、向こう岸に渡ると国立公園の中に入ることができます。国立公園の向こう岸には、ホテルやツアーデスクがあり、国立公園の中での宿泊などが可能です。
カッティエン国立公園の特徴は、生態系の豊かさにあります。植物は、1800種以上、鳥類400種以上、トラやサイなど絶滅危惧種、103種類以上の動物が生息しています。国立公園の中で、キャンプにて一日過ごすこともツアーとして可能です。
@夜のナイトサファリ
ナイトサファリツアーは、夜の国立公園の中を3mの大型ジープに乗って、探索するツアーとなります。ジープに10人ほど乗り、ツアーガイドが懐中ライトを持って、動物や鳥を発見し、説明して行きます。
ツアー時間は、2時間となり、夕方18時から、夜20時までです。
自然のナイトサファリツアーになるので、会える動物は、その日によって異なります。
動物には、夜行性も多く、夜から活動する動物たちを見学することができます。多くの蛍も生息しており、ジープが走った後ろ側には、蛍をたくさん見ることができます。鹿や豚、イノシシなどの家族単位で行動している動物を多く見ることができます。
Aワニの湖 トレッキング
ワニ湖のトレッキングは、9kmの道のりと徒歩での5kmの道のりを移動することになります。カッティエンの入り口から9kmの道のりは、車移動または、自転車での移動を選ぶことができます。そして、森の中をひたすら歩くこと、 1時間で目的地に到着することができます。
湖に向かう途中には、大きな木があり、自然いっぱいの中をトレッキングすることができます。目的地のワニの湖には、カフェがあり、トレッキングで疲れた体を休めることができます。
ワニ湖の大きさは、2,500ヘクタールとなり、東京ドーム500個分だそうです。
生息しているのは、クロコダイル属に該当するシャムワニと呼ばれ、東南アジア全域に生息しているワニとなります。ワニ湖には、ウシ科のガウル、イノシシ、シカなどの生態系が住んでいます。その中でも特徴的なのが、55種類もの水鳥であり、ヘビウ、シロエリコウ、コハゲコウなどの非常に珍しい水鳥も生息しています。
水の綺麗なワニの湖に生息しているワニの寿命は、40年とされ、メスのワニは40年で1,500~1,700の卵を産むと言われています。
大人のワニは、300体以上が生息しており、その大きさは、3m~4m、体重は、600kg~1,000kgと言われております。
ワニ湖は、日中の間に手漕ぎボートの体験をすることができます。ワニは夜行性のため、陸の湿地地帯で日中は昼寝をしており、ワニの姿は稀に見ることができます。
ワニ湖のすぐ近くには、Crocodile Lake Lodgeのホテルがあります。そこに泊まれば、夜のワニ湖も観察でき、ワニの夜の狩りの様子を見ることができます。夜の手漕ぎボート移動は、禁止されていますので、カフェから懐中ライトで照らしその様子を見学できます。
BCAT TIEN JUNGLE LODGE(カッティエン ジャングルロッジ)
オススメのホテルは、CAT TIEN JUNGLE LODGE です。カッティエンの入り口まで徒歩2分の好立地にある3つ星ホテルです。スタッフも英語が話せ、レストランも併設されています。
部屋は広々としており、ゆったりと過ごすことができます。カッティエンに行くなら、ぜひオススメのホテルとなります。
<CAT TIEN JUNGLE LODGE (カッティエン ジャングルロッジ)>
料金:$70から$150まで
もう一つ紹介するのは、カンザー国立公園です。ホーチミンから日帰りで行けるマングローブのカンザー国立公園となります。個人で行くには、少し難しい場所となり、ツアーで行くことが気軽に行ける手段となります。
ホーチミンから南に約60km、車で約1時間半の場所に広がる湿地帯となります。また、ベトナム戦争の枯葉剤の影響で、ほとんどのマングローブの自然が消滅した過去があります。そうした歴史から、現地の方が諦めずに植林をした結果、今の広大な自然に復活しました。
アジアでも最大級のマングローブ林を有し、サルやコウモリ、シカなどの野生動物が生息しています。ツアーの途中では、ワニ釣り体験ができる人気のアクティビティがあります。カンザーツアーには、下記の3つのアクティビティがございます。
@高速ボートと手漕ぎボート体験
Aワニ釣り体験
B展望台見学
郊外の海側のカンザー県へ行きます。フェリーに乗って、カンザー県に移動します。カンザーは、ホーチミンの隣の県となり、現在フェリーを使って移動する手段しかありません。※ベトナムの祝日と重なった時は、2時間ほどの渋滞の可能性があります。
@高速ボートと手漕ぎボート体験
カンザー国立公園の特徴は、半分は海になっていることです。高速のモーターボートに乗って、各スポットを移動して行きます。
初めの立ち寄り場所は、ため池での手漕ぎボートになります。手漕ぎボートは、約30分ほどあり、都会の喧騒を忘れることができます。
Aワニ釣り体験
カンザーには、名物のワニ釣りがあり、ツアーの人気の理由となっています。ため池に、大きなワニが30匹ほど飼われております。
頑丈なボートに乗って、アクティビティ開始になります。肉を釣り竿で垂らし、ワニがかぶり付くのを待ちます。ワニの被りついた様子は、大迫力であり、貴重な体験間違いなしです!
B展望台見学
カンザー国立公園の中心には、国立公園を一望できる展望台があります。展望台は、一番の写真スポットであり、360度見渡すことができます。
カンザーでのツアーは、野生の猿や鹿、コウモリなど多くの動物を見ることができます。
普段の疲れを自然で癒すことができるのではないでしょうか。
【カンザーグループツアー】
料金:$88
ツアー時間:午前8時半-午後15時半
以上となります。国立公園特集でした!
たまには、都会の喧騒を忘れ、自然豊かな国立公園に足を運んでみてはいかがでしょうか